「自動翻訳機の進化が加速中」

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今年の始め、日本国内ではめずらしいベンチャー発の「ili」という自動翻訳機が発売 されましたが、
その後もこの分野の進化は加速中で新商品が次々と発表されています。

因みに「ili」はネット接続不要で翻訳可能な便利なものですが翻訳機自体が双方向性がない為に
自分用と相手用の最低でも2台の「ili」が必要とされる欠点がありました。

また長文の翻訳はまだ対応していませんでした。詳細は以前このサイトで書いたこちらの記事 を読んで下さい。
今回はそれ以降、発表された同様のデバイスの続編紹介になります。  

 

「POCKETALK (ポケトーク)」

うれしい日本発

さて今回紹介させてもらうものは、うれしいことにこれも日本発の商品です。

実際にはオランダのTravis社社との共同開発で日本での販売はソースネクストが独占販売です。
世界の50言語以上に対応し、話しかけるだけで指定した言語に翻訳してくれるものです。

また前出で上げた「ili」の欠点であった双方向性に対応しているということですから
これ1台で相手の言語も翻訳できます。

発売は2017年12月14日からですが、既に10月23日から予約を開始しています。

特長としては大きさは手のひらに乗る程の小さなものです。 (高さ110×幅60×奥行き16mmで、重さは約90g)
肝心の翻訳精度ですが翻訳する言語によってクラウド上の複数の翻訳エンジンから最適な エンジンを選択して用いる
ことで、高い翻訳精度を実現したそうです。

短い文書だけでなく、 4センテンス以上の長い文章にも対応しているそうなのでビジネスにも使えそうです。

 

対応言語は63言語

音声またはテキスト表示のみで翻訳される言語は63言語ですが、対応言語は今後増やしていく予定とのことです。
63言語でも充分だと思うのですが、更に増えるとのことです。
これだけの数の言語に対応していれば困ることはないでしょう。

 

商品ラインナップはSIM付きとWi-Fiの2タイプ

ラインナップですが世界61カ国で使える専用グローバルSIMをセットにしたモデル(29,800円、税別)と、
Wi-Fi接続で利用するモデル(24,800円、税別)の2ラインナップ。

SIM付きモデルは、使用開始から2年間、月額料金なしで翻訳に使用できます。
発売時は専用SIM(ソラコム社製)での対応ですが、今後ほかのSIMでも使用できるよう準備を 進めているとのことです。専用SIMは世界61カ国で使えグローバルSIM単体は10,000円(税別、2年)です。

使用開始から2年間、月額料金なしで使用できるのは安いですね。 法人向けにはレンタルも予定されているそうです。  

Wi-Fiタイプは3G(850MHz、1900MHz、2100MHz)に対応しており、国内では2100MHz(NTTドコモ回線)で 使用できます。

またスマートフォンのデザリング機能や、モバイルWi-Fiルーターに接続して使用することも 可能です。
連続翻訳時間は約6時間。 どちらのタイプもノイズキャンセル機能搭載のデュアルマイクを内蔵しています。  

 

使い方はとてもカンタン

画面下にある左右の矢印をタップして「話しかける言語」と「翻訳する言語」を選択するだけ。

例えば、日本語を左側に、英語を右側に設定した場合は、左の矢印を一度タップして話しかけ、
真ん中の丸をタップすれば英語への翻訳がされる仕組みです。
相手が話す言葉を翻訳したい時は その逆の操作になり、右の矢印をタップして相手に話してもらい真ん中の丸のサインを
タップすれば 相手の言葉が翻訳されます。  

 

便利なデイスプレイ付き

デイスプレイの画面サイズは1.3インチと小さいですが話したあと翻訳後の言語がディスプレイ上に 表示されるため、
正しく日本語が読みとられているかどうかの確認もしやすいメリットがあります。
またよく使うフレーズがあれば履歴から選択すれば何度でも再生できますので同じ言葉を何度も話す 手間が省け便利です。 いかかですか、とても実用性を感じるデバイスですね。

Wi-Fiタイプ使用時、スマホを使ったwifiへのデザリング接続でもしない限りスマホと連動させる 必要もありませんから
使い勝手もよさそうです。

予約は下記からできます。本体カラーはホワイト・ブラックの2種類

出典:POCKETALK 公式サイト   2つ目の紹介です。

 

20言語に対応した超小型の双方向音声翻訳デバイス『IU』

この商品も今何かと話題のクラウドファンディングで資金調達をして成功したものになります。
つい最近TVニュースでも取り上げられ、資金が一気に確保できたようです。
まだ65日も支援期間を残した時点で既に目標金額の3820%の資金確保を達成しています。
クラウドファンディング先は日本国内の「Makuake」です。 開発者は台湾の方のようです。

『 I(私) 』と『 U(あなた) 』で『IU』

ネーミングの「IU」は『 I(私) 』と『 U(あなた) 』を意味しているそうです。
デバイス自体はとても小さなキューブで、テーブルに自分と相手が向き合いその間に 「IU」を置いて操作することが
容易にイメージできるシンプルなものに仕上がっています。  

 

仕様はこの種のものではありがちなものでスマホに無料の専用アプリをダウンロードしこのスマホと 「IU」を
Buletooth接続して使用するタイプになります。
スマホとこのデバイスとの距離は10m以内であれば使用可能です。  

 

シンプルなインターフェイス

使い方は簡単で、話す言語、翻訳したい言語をあらかじめスマホで設定しておきます。
その上で自分の言葉を訳す時はデバイス本体の『 I 』のボタンを押して「ポワン」と合図が鳴ったら、 ボタンを
押し続けてIUに話しかけ話し終わったら『 I 』のボタンを離します。

すると、IUから翻訳 された音声が流れます。   相手の話す言語、翻訳したい場合も同様の操作になります。
まず対話する外国人にIUを差出し『 U 』のボタンを押し続けて「ポワン」と合図が鳴ったらIUに 話してもらいます。

話し終わったら『 U 』のボタンを離してもらいます。すると、IUから 翻訳された音声が流れます。  

言語の切り替えはスマホ以外にIUに直接、話しかけるだけでも可能とのです。
『 I 』と『 U 』のボタンを同時に3秒間押します。すると『言語を選択してください』とアナウンスが入ります。
ボタンを押し続けて『 I 』と『 U 』に設定する言語を順番に話しかけます。

例えば『 I 』に英語『 U 』にイタリア語を設定する場合は、「英語、イタリア語」と話しかけると、
設定言語が変わります。  

 

その他のプラスアルファ

翻訳機能以外に、スマートフォンとBluetooth接続するとポータブルスピーカーに早変わり。

 

場所を選ばず 音楽や動画、ビデオ通話の視聴ができる機能も合わせもっています。   
翻訳の反応速度は開発者自身の発言にもあるように正直いまいちの感がありますが今後の修正に期待 したいところです。

この種のクラウドファンディングで資金調達をして商品化されるタイプのものは発表時はまだプロトタイプ と認識した方がよく資金調達達成後、更なる改良を加えることが多いと思います。

その点は購入者も理解しておく必要がありそうです。

対応予定OS:iOS 7以降、Android 4.3以降 対応言語:アラビア語 / ギリシャ語 / デンマーク語 / フランス語 / ドイツ語 /
韓国語 / インドネシア語 / 中国語 / イタリア語 / 英語 / 日本語 / ベトナム語 / ロシア語 / スペイン語 / スウェーデン語 /
ヒンディー語 / タイ語 / ポルトガル語 / 広東語 / トルコ語

通信方式:Bluetooth 4.0 質量:約34g 外形寸法:Φ30×36mm
電源:リチウムイオンバッテリー マイク:ノイズキャンセル機能搭載の内蔵デュアルマイク
連続使用時間:約5時間
充電時間:約1.5時間
本体カラー:ホワイト・ブラック・ピンクの3種類 *ピンクのみMakuakeの限定販売カラー 日本における

技術適合証明を2017年10月に取得済み 日本国内での販売予定価格は19440円(税込み)ですが
現在Makuakeで先行予約をおこなっていて 今なら15%OFFで購入できるようです。
2個セットだと25%OFFとのこと。

お届け予定は2018年4月以降の予定

出典:Makuake「IU」公式サイト

 

 

 

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