Airbnbの賃貸版「Smart Estate」登場。個人間でやり取りできる賃貸プラットフォーム

Airbnb（エアビーアンドビー)はご存知ですよね？今何かと話題の民泊のことで個人間の住まいを宿泊施設代わりに
利用できるシステムで世界中にその利用者は広がり現在世界192カ国の33,000都市で80万以上の宿を提供しているそうです。

つまり「空いてる部屋や家を貸したい人」と「格安で借りたい人」とを仲介するマッチングサイトです。
宿泊者のマナーとかいろいろと問題もありますが、とにかくコストパフォーマンスがいいことが魅力ですよね。

通常のホテルでは味わえない、その国の生の生活が体験できることも魅力です。国によってはお城に泊まれることもあります。

先日とあるTVを見ていたらパリのホテルオーナーがAirbnbの普及でホテル稼働率が３割も減少しスタッフを数人、
解雇せざるをえなかったと嘆いていました。

確かに旅行者にとっては便利で安価なものでも高めな価格設定をしている有名観光地のホテル等では影響が
大きいかもしれません。

でるべくして出た感のあるサービス

さて、今日ご紹介する記事はそのAirbnbの賃貸版が登場したという話です。もちろん日本国内で利用できます。
名称は「Smart Estate」。サービス概要は「不動産の知識のない一般の方でもスマホ一つで不動産の貸し借りが
出来るサービスです。イメージとしては、Airbnbの賃貸版です。

安全に個人間で貸し借りが出来る仕組みと機能を提供しています。」とのことです。

初期費用の支払い、家賃の回収、敷金の管理など貸主にとって面倒な作業は全てSmartEstateの提供している
機能を利用することによって自動的に行うことができるとのこと。貸主にとってはありがいサービスですね。

一般的に従来の不動産経由で家を借りると、敷金（家賃の１〜３ケ月分）礼金（家賃の１〜２ケ月分）
仲介手数料（家賃の１ケ月分）前払い家賃（家賃の１ケ月分）などが契約時必要になりますがSmart Estateでは
「仲介手数料」「礼金」「諸経費(清掃費や鍵交換費)」「更新料」なども原則無料とのことです。

ちなみに家賃６万円（こんなに安い価格では東京都心では部屋は借りられません。駐車場の賃貸料金です）の比較では
従来の不動産経由で契約した場合は総額36万円の初期費用が必要ですが、SmartEstateだと138,000円と
半額以下に抑えられます。

最近は「仲介手数料」を取らない不動産屋もあるようですが、これは凄く助かります。

貸主向けの保証として「滞納保証」「貸主保証」、借主向けの保証として「返金保証」、貸主と借主の双方へ
「不正な取引の防止」など提供

例えば都心にマンションや家を購入した途端に地方に転勤になってしまったサラリーマンの方や田舎の空き家をなんとかしたいと思っている方。
民泊より長期的に安定収入になる賃貸をやってみたい方など利用場面は多そうです。

以前、私はこのサイトで「部屋探しは、こだわりのある不動産屋を選ぶべし！」というタイトルで、おすすめのネット不動産を紹介する
記事を書きました。

でも、こうしたSmartEstateのようなサービスができると従来の不動産屋さんは生き残りが大変な時代になりますね。

PS 残念なお知らせです。

せっかく当サイトで紹介したこのサービスが2018年6月6日をもってサービス終了とのことです。
下記がそのメッセージ原文です。何があったんでしょうか？既存の不動産業界からの圧力でもあったんでしょうか？　
残念です。

ここからメッセージ原文————————–

”Smartestateは、不動産流通の効率化を目指し2016年5月よりサービス提供をしておりましたが、長期的なサービスの展望を
検討した結果、本日を持ちましてサービスを終了させていただくことになりました。

物件をお探しのお客様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
サービスの提供を開始して2年ほどの短い期間でしたが、SmartEstateをご利用していただき心より感謝申し上げます。

◾️本件に関するお問い合わせ　／　SmartEstate株式会社　メールアドレス : info@smart-estate.jp　

　　” スポンサーリンク